気温が上がったり、下がったりと忙しない日々が続いてますね
それでもやっぱり気温は少しずつ低くなってきているみたいですね。
冬に向かってるんだなぁ

先週、観た映画が良かったのでちょっとご紹介します。

人生、ここにあり!(Si Puo Fare)を観てきました。
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原題の「Si puo fare!」「やればできる!」という意味のイタリア語です。

舞台は1983年のイタリア。

イタリアでは1978年に制定された「バザリア法」という精神科病院廃絶法によって、次々に精神病院が閉鎖されました。

それまで病院に閉じ込められていた患者たちを外に出し、一般社会で暮らせるような地域づくりに挑戦したのです。

でも、精神病院が閉鎖されても実際、元患者たちを受け入れてくれる先はないわけです。

病院から出て自由な生活をするどころか、協同組合として集められ、切手貼りなんかの退屈な単純作業をしながら、毎日を無気力に過ごす元患者たち。

そこに労働組合を追い出された熱血男、ネッロが左遷されてきます。
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精神病についての知識なんて全くありません。

でも、大人しく、ことなかれでいることなんてできない。
だって、熱血なんだもの

自分たちで事業をし、自分たちの力でお金を稼ごう

すったもんだの会議を経て、床貼りの仕事をしようと決定するものの、
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悪戦苦闘

そんな中で、ネッロの留守中、アクシデントが勃発!

発注されたものと全然違う柄に

でも、それが客にウケた

チラシにも使われてる☆柄の床です。

その後、次々と仕事の依頼がやってくるように!
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合い言葉は「Si puo fare!=やればできる!」

笑いあり、涙ありのこの映画は実話を基に作られたそうです

「精神病院を閉鎖して一般社会の中で暮らすことが精神病の一番の治療となる。」

と唱えた精神科医フランコ・バザリアはもちろん偉大だけど、実際にそれをやってのけたイタリアというのは本当に偉大な国だなと思いました。

日本でもそういう取り組みがされているんでしょうかね?
ちょっと調べてみようかな。

今現在、経済問題で青色吐息なイタリアですが、その懐の深さと持ち前の明るさでたくましく乗り切っていってほしいです

残念ながら、名古屋での上映は先週で終わってしまいましたが、キノシタホールに期待!


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いつかイタリアも行ってみたいな〜